サイエンスキャッスル

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【関西】6/12にサイエンスキャッスルゼミを開催しました!

2016.06.17
【関西】6/12にサイエンスキャッスルゼミを開催しました!

実施概要

サイエンスキャッスルゼミは、より高度な研究発表をしたい生徒や教員のために、プレゼンの指導や、研究を始めるヒントになるセミナーなどを行う場です。

 

今回のサイエンスキャッスルゼミでは、「プレゼンテーション」をテーマに、
第一部「プレゼン道場」
第二部「プレゼンテーションスキルアップセミナー」
という2つの企画を行いました。

【第一部 プレゼン道場】
プレゼン道場の目的は、研究の課題を明らかにすることです。
自分自身の研究を人に伝えるときに、自分自身がそれについて十分理解していないと伝えることはできません。しかし、そのことは実際に発表したり、書き出してみないとわからかったります。そこで、この場で発表してもらうことで、理解の足りていない部分を実感して持ち帰ってもらえたらと考えています。

また、他の参加者から意見をもらうことで、研究に対して新しい視点を持つことにつながります。


【第二部 プレゼンテーションスキルアップセミナー】
研究には発表(プレゼン)がつきものですが、それはなぜでしょうか?例えば、研究は一人で出来るものでしょうか。研究をする場所を探すのも、研究テーマを考えるのも、研究の協力を得るのも、全て仲間が必要です。そこで、自分たちの研究を加速するためには、そのおもしろさを相手に伝えることが必要になるのです。

プレゼンの指導となると、「大きな声で話す」、「前を向いて話す」、「わかりやすいスライド」等、プレゼンスキルに注目をしてしまいがちですが、実際、根本的に必要な考え方としては、何のためにプレゼンをするのかを意識し、場にあったプレゼンを実施することです。

プレゼンは以下の流れで行います。

①目的をもつ(相手にどのように動いて欲しいのかを考える 例:研究に関するアドバイスが欲しい、研究資金が欲しい)
②自分を知る(自分の研究内容について把握する 例:自分の研究は他の人とくらべてどのような特徴・魅力があるか。)
③相手を知る(相手がどのような背景をもっているか 例:相手は研究分野の知識が無いから、基本的なところから説明する必要がある。)

上記が全て整理され、ようやくプレゼンテーションとなり、ゴールとして、相手からのアクションが引き出されます。

数々の研究発表会においても、自分たちだけではなく、相手がいます。その人達に発表を聞いてどのようになって欲しいか考えることが自らの研究を整理し、深め、魅力的にすることにつながります。

スキルアップセミナーでは、上記の流れを自分達の研究に当てはめ整理していきました。

実施風景

研究の発表が終わり、参加者からの質問に対応しています!

最初に各参加者の意気込みを発表していただいています。
生徒たちの研究に対する刺激になればという思いで参加していただきました!

参加者の声

  • 研究活動として、腰を据えて一つのことに取り組むことを生徒に定着させていきたいと思った。(教員)

  • 学校だと発表の場が限られるので、こういう場があるのはありがたい。(教員)
  • とてもわかりやすく、プレゼンテーション力向上につなげていきたいと思った。(生徒)

参加者募集中イベント

①サイエンスキャッスルゼミ 〜高校生のための論文講読講座〜

株式会社リバネスでは、2012年から始めた中高生のための学会「サイエンスキャッスル」を 起点とし、中高生の研究活動を支援し続けています。今年からは新たに「サイエンスキャッス ルゼミ」というプロジェクトを発足し、 中高生研究をさらに加速させる取り組みを始めました。  サイエンスキャッスルゼミでは、各種スキルアップセミナー、研究体験ワークショップ 、個 別面談など 、中高生研究の課題を解決するサポートを実施してしています。

7月17日のサイエンスキャッスルゼミでは、「高校生からの論文講読講座」を開催いたします。本講座では、中高生の査読付き論文をまとめたオープンアクセスジャーナル「Journal of Emerging Investigators」を活用し、行います。

お申し込みはこちらからお願いします!

②課題研究の相談窓口

進めている研究の相談がしたいという方が参加します。取り組んでいる研究内容に近い分野の大学や企業の研究者に相談をするための事前面談です。研究背景や相談内容の確認、整理を行います。