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とつげき!となりの参加校!vol.6 大阪府立住吉高等学校

2014.12.17
とつげき!となりの参加校!vol.6 大阪府立住吉高等学校

こんにちは!

リバネスの石澤です。

先日、大阪府立住吉高等学校に行ってきました!

住吉高校は、全部で2件(口頭発表はポスターも掲示するので実際は3件) 、どちらも英語発表にチャレンジです。


Chemical Ecology of the Brassicaceae Plants ( 大阪府立住吉高等学校 サイエンス部 )

私達は、アブラナ科植物が持つイソチオシアネート(ITC)という物質に興味を持ち、アブラナ科植物とITCの関係から、アブラナ科植物の生存戦略について研究した。実験の結果、発芽直後や、病気に感染した後、天敵に食害を受けた後などにITC濃度が上昇していることや、種の存続に重要な器官である種子と花芽では多くのITCが生成されていることが分かった。また、アブラナ科植物最大の天敵であるモンシロチョウの幼虫は、ITC含量が少ない葉を選んで食べていることが分かった。これらから、アブラナ科植物はITCを用いて天敵を忌避し身を守っていると結論付けた。これからは、ITCを通した生態系全体についても研究していきたい。


The color distinction experiment of jellyfish ( 大阪府立住吉高等学校 SS科学Ⅱクラゲ班 )

We used and investigated “takokurage” about change of movement by light and a color. And change by them was able to be checked.

 


どちらも身近な、面白い着眼点からスタートしているのが印象的でした。

 

サイエンス部の研究では、アブラナ科の植物として大根を対象にしています。

確かに個体や部位によって辛みは違いますよね?

その理由と天敵との関連から研究を発展させているんです。

実際に、どんな結果が出てきているのか………は、ぜひ当日の発表を聞いてみてください!

 

ちなみに、カゴメ株式会社では、こんな調査が掲載されていました

dai_buiz

<カゴメ株式会社の野菜大全より引用>

 

 

もう1つのクラゲ班の発表では、「くらげは色を識別できるのか?」という疑問にチャレンジしています。

もし、色を認識しているとしたら、何のためなんでしょうか?

まだまだデータ数は少なめでしたが、オリジナルの実験系を設定している辺り、今後の展開が楽しみでした!

 

 

 

さて、発表を聞かせてもらって、一番感じたのは「内容を盛り込み過ぎてもったいない!」ということでした。

たくさん実験をしているので、その分たくさん結果が揃っていて、それぞれに解釈があって………

全部発表したい!!その気持はわかります。

ですが、当日の発表時間は限られています。

その中で、自分たちの研究の魅力を最大限に伝える必要があるため

改めて、以下の2点を意識した方が良さそうです。

・伝えるポイントを1つに絞る

・そのポイントを伝えるのに必要なデータだけ示す

みなさんも、今一度、自分の発表を見なおして見て下さいね!

 

 

実は、今回はエントリーしていませんが、もう1件研究成果を見せていただきました。

「髪の毛が痛む原因を探る」ということで、 色々な素材でエクステを洗い電子顕微鏡で調べていました。

タバスコで洗うと痛むとか、やっぱり蜂蜜やオリーブオイルは髪にやさしいとか 予想通りのものもあれば

以外な結果になった素材もあったようです。

こちらは、ぜひ来年発表して欲しいですね!

 


 

ポイントまとめ

⑪伝えるポイントを1つに絞る

⑫そのポイントを伝えるのに必要なデータだけ示す