こんにちは!
リバネスの石澤です。
先日、大阪府立住吉高等学校に行ってきました!
住吉高校は、全部で2件(口頭発表はポスターも掲示するので実際は3件) 、どちらも英語発表にチャレンジです。
Chemical Ecology of the Brassicaceae Plants ( 大阪府立住吉高等学校 サイエンス部 )
私達は、アブラナ科植物が持つイソチオシアネート(ITC)という物質に興味を持ち、アブラナ科植物とITCの関係から、アブラナ科植物の生存戦略について研究した。実験の結果、発芽直後や、病気に感染した後、天敵に食害を受けた後などにITC濃度が上昇していることや、種の存続に重要な器官である種子と花芽では多くのITCが生成されていることが分かった。また、アブラナ科植物最大の天敵であるモンシロチョウの幼虫は、ITC含量が少ない葉を選んで食べていることが分かった。これらから、アブラナ科植物はITCを用いて天敵を忌避し身を守っていると結論付けた。これからは、ITCを通した生態系全体についても研究していきたい。
The color distinction experiment of jellyfish ( 大阪府立住吉高等学校 SS科学Ⅱクラゲ班 )
We used and investigated “takokurage” about change of movement by light and a color. And change by them was able to be checked.
どちらも身近な、面白い着眼点からスタートしているのが印象的でした。
サイエンス部の研究では、アブラナ科の植物として大根を対象にしています。
確かに個体や部位によって辛みは違いますよね?
その理由と天敵との関連から研究を発展させているんです。
実際に、どんな結果が出てきているのか………は、ぜひ当日の発表を聞いてみてください!
ちなみに、カゴメ株式会社では、こんな調査が掲載されていました
もう1つのクラゲ班の発表では、「くらげは色を識別できるのか?」という疑問にチャレンジしています。
もし、色を認識しているとしたら、何のためなんでしょうか?
まだまだデータ数は少なめでしたが、オリジナルの実験系を設定している辺り、今後の展開が楽しみでした!
さて、発表を聞かせてもらって、一番感じたのは「内容を盛り込み過ぎてもったいない!」ということでした。
たくさん実験をしているので、その分たくさん結果が揃っていて、それぞれに解釈があって………
全部発表したい!!その気持はわかります。
ですが、当日の発表時間は限られています。
その中で、自分たちの研究の魅力を最大限に伝える必要があるため
改めて、以下の2点を意識した方が良さそうです。
・伝えるポイントを1つに絞る
・そのポイントを伝えるのに必要なデータだけ示す
みなさんも、今一度、自分の発表を見なおして見て下さいね!
実は、今回はエントリーしていませんが、もう1件研究成果を見せていただきました。
「髪の毛が痛む原因を探る」ということで、 色々な素材でエクステを洗い電子顕微鏡で調べていました。
タバスコで洗うと痛むとか、やっぱり蜂蜜やオリーブオイルは髪にやさしいとか 予想通りのものもあれば
以外な結果になった素材もあったようです。
こちらは、ぜひ来年発表して欲しいですね!
ポイントまとめ
⑪伝えるポイントを1つに絞る
⑫そのポイントを伝えるのに必要なデータだけ示す