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中高生のための学会「サイエンスキャッスル2017」東北大会 東北6県を始めとする次世代研究者 32校60演題が発表!
2017.12.11株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役:丸幸弘)は、2017年12月17日(日)に、中高生のための学会「サイエンスキャッスル2017」の東北大会を開催いたします。東北大会は3年目、初の岩手県での実施、60件(口頭12件、ポスター48件)の発表が行われます。
<サイエンスキャッスルとは>
サイエンスキャッスルは、「世界中の中高生を研究者に」を合言葉に2012年から実施している中高生のための学会です。昨年は国外1大会・国内4大会を実施し、1600名を超える中高生による、熱意ある研究発表が行われました。本取組では、中高生の研究発表だけでなく大学や企業の特別講演やイベント等も実施しており、中高生がいつでもどこでも研究できる環境・文化を創り出すことを目指します。
<東北大会の特徴1〜地域の課題について中高生の意識を高める〜>
東北は日本一の短命県である青森県や、がん死亡率1位の秋田県、脳卒中死亡率1位の岩手県など、健康課題を多く抱えている地域です。東北大会に於いては、約60のエントリーの内、10以上が健康に関する研究テーマであり、地域の課題に中高生=次世代研究者が高い意識をもっています。
そこで、「健康研究最前線」というテーマのもと、健康課題に関する企業・大学の先端研究事例を紹介する特別企画を行います。本取り組みをきっかけに、東北から健康課題解決に挑戦する次世代研究者が増え、ひいては業界全体の活性化、課題解決の加速につながる事を狙っています。
<企画内容(抜粋)>
・弘前大学COI研究推進機構 村下教授によるご講演を実施 |
<東北大会の特徴2〜地域の教育課題解決への貢献〜>
- 全国学力調査から東北各県の学力は全国平均より高い(秋田2位、青森9位など)
- 東北各県の大学進学率は全国最下位レベル(青森、秋田、岩手で40%未満)
上記の通り、東北地方には優秀な高校生が多くいますが、大学進学の意識が低いという問題があります。大学進学の障害は、様々な環境要因(大学進学ロールモデルが身近にいない、金銭的に遠方の大学進学が難しいなど)が考えられます。
優秀な人材が様々な課題解決の場で求められる今、東北に眠る優秀な人材を発掘、育成し、地域・世界の課題解決の場に送り出す仕組みが必要です。
そこで本取組では、研究を行う優秀で意識が高い中高生が集まる機会を活用し、大学の紹介、先輩大学生との交流の場を設ける事で、大学進学への意識を高める場としたいと考えています。
<サイエンスキャッスルへ参加する大学生、研究者の所属先> 秋田県立大学、岩手大学、岩手医科大学、慶應義塾大学先端生命研究所、東北大学、筑波大学、弘前大学 等 |
各団体の展示企画はこちらから
【大会概要】
日時:2017年12月17日(日) 10:00〜17:30
場所:岩手大学(岩手県盛岡市上田3丁目18−8)学生センターA棟
<タイムスケジュール>
時間 | 内容 |
10:00-10:15 | 開会式 |
10:15-11:00 | 特別基調講演「青森は日本一の短命県?住民を対象とした「健康ビッグデータ研究」で未来を変える!」(弘前大学COI研究推進機構 村下公一教授) |
11:00-12:30 | 口頭発表審査 6件 |
12:30-13:15 | 休憩・昼食、展示ブースコアタイム |
13:15-14:45 | 口頭発表審査 6件 |
15:00-17:00 | ポスター審査、展示ブースコアタイム/口頭発表審査会 |
17:00-17:30 | 表彰式・閉会式・記念撮影 |
主催:サイエンスキャッスル2017実行委員会
パートナー:株式会社アトラス、一般社団法人日本先端科学技術教育人材研究開発機構、TEPIA(一般財団法人高度技術社会推進協会)、THK株式会社、水俣市、ロート製薬株式会社、ゴールデンピーカン株式会社、花王株式会社、ライオン株式会社、マルマンコンピュータサービス株式会社
後援:弘前大学COI研究推進機構、秋田県立大学、岩手大学、青森県教育委員会、岩手県教育委員会、秋田県教育委員会、宮城県教育委員会、山形県教育委員、福島県教育委員会
<口頭発表校>
# | 開始時間 | 学校名 | 分野 | 県 | 研究テーマ |
1 | 11:00 | 青森県立名久井農業高等学校 | 工学 | 青森県 | 農業用ドローンを活用したリンゴの溶液受粉の研究 |
2 | 11:15 | 山形県立村山産業高等学校 | 農学 | 山形県 | イモ類の苗生産から栽培、加工品開発に関する取り組み |
3 | 11:30 | 福島市立渡利中学校 | 生物 | 福島県 | 機能性野菜の創造 |
4 | 11:45 | 宮城県水産高等学校 | 農学 | 宮城県 | マボヤの鮮度評価に関する研究 |
5 | 12:00 | 岩手県立一関第二高等学校 | 生物 | 岩手県 | 岩手県内に生息するホンドハタネズミの遺伝的多様性 |
6 | 12:15 | 仙台城南高等学校 | 生物 | 宮城県 | 野生トウホクサンショウウオの産卵期における生態調査 |
7 | 13:15 | 秋田県立大曲農業高等学校 | 化学 | 秋田県 | 酸性化した田沢湖水の中性化方法とそれらの効果の検証 |
8 | 13:30 | 秋田県立秋田高等学校 | 生物 | 秋田県 | セシウムを吸着する放射線耐性菌の作出 |
9 | 13:45 | 福島成蹊高等学校 | 生物 | 福島県 | シャジクモ表面へのストロンチウムの析出とその分析 |
10 | 14:00 | 宮城県仙台第三高等学校 | 生物 | 宮城県 | プラナリアの生と死の境界 |
11 | 14:15 | 私立鶴岡東高等学校 | 生物 | 山形県 | がん細胞が産生する免疫抑制物質の研究 |
12 | 14:30 | 山村国際高等学校 | 生物 | 東京都 | マウス腸内フローラから健康食品の機能性を探る |
ポスター発表詳細はWEBより御覧ください( https://s-castle.com/2017list/ )
<見学募集中>
サイエンスキャッスルでは、発表以外にもたくさんの企業・大学・団体に所属する研究者の発表や展示がございます。ぜひご見学にお越しください。
■株式会社リバネス
知識プラットフォームのリバネスとして、科学教育から研究者の人材育成、新事業開発までを手掛ける。2006年より「教育応援プロジェクト」を立ち上げ、独自の出前授業のノウハウを活かし、企業の実験教室プログラムの開発、実施コーディネートを行っている。プロジェクト参加企業は現在100社を数え、科学教育を推進する様々なプログラムを、全国で実施している。
■本件に関するお問い合わせ・取材のお申込み
株式会社リバネス 地域開発事業部(担当:百目木(どめき))
住所:〒162-0822 東京都新宿区下宮比町1-4 飯田橋御幸ビル5F Tel:03-5227-4198 Fax:03-5227-4199 E-mail: [email protected]