サイエンスキャッスル

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about

サイエンスキャッスルとは

INDEX
  1. 01サイエンスキャッスルの誕生
  2. 02サイエンスキャッスルの活動
  3. 03運営について
01

サイエンスキャッスルの誕生

2012関西大会の様子

 

2012関東大会の様子

サイエンスキャッスルの名前は生誕の地、大阪のシンボル、大阪城に由来します。かつての日本では、城を中心に、城下町ができ、そこに人が集まり文化ができました。文化をつくる象徴としての”城”を由来に、サイエンスキャッスルと名付け、中高生が研究するという文化を創ることを願って始めました。「研究」を始める中学生・高校生を応援し、今では、中高生が1人の「研究者」としてめざめ、学校や世代や地域を超えて仲間を見つけていくプログラムへと発展しています。
2012年に第1回となる大会を大阪で開始して以来、回を重ねて学校と個人、探究と実用、アジアと日本の関係を多角的に見つめ、中高生の研究の存在意義、そして多世代が参加する意義を発信してきました。今後も我々は、企業や大学の研究者、大学院生等の先輩研究者と共に、新進の研究者が羽ばたく場を提供し続けることを約束します。

02

サイエンスキャッスルの活動

 

実力の拮抗した同世代と切磋琢磨する場として、口頭発表とポスター発表を中心とした「大会」を東京、大阪、アジアの3拠点で実施しています。また、研究活動を資金面と指導者の両面からサポートする「サイエンスキャッスル研究費」。中高生に対して6ヶ月以上にもおよぶ研究指導を提供し、大会におけるポスター審査員を務めるなど、10代にとって頼れる先輩である「研究コーチ」プログラム。そして企業と24年スパンの長期的視点での研究テーマを深める「未来ワークショップ」を展開していきます。そして、研究ギャップを克服し、10代の研究活動を進める主体として「次世代研究所ADvance Lab」を創設しました。
これらにとどまらず、サイエンスキャッスルで生み出す活動は固定的ではなく、常に変化していきます。
運営は、株式会社リバネスが中心となって、パートナー企業や、志望制によって集めた大学院生や研究者を研究コーチとして組織して実施していきます。

03

運営について

株式会社リバネス

リバネスは2001年12月に、大学院生を中心とする理工系学生15人が創業した会社です。研究者の卵でもあった15人は「いつまでも研究者であり続けたい!」という決意と共に、「世の中に必要なアウトプットを生み出し続ける(=社会に貢献できる)、ちょっとおかしな研究所(=世界を変えていく研究所)を創る」ことを夢に描いて、リバネスをスタートさせました。この夢は、リバネスの経営理念である『科学技術の発展と地球貢献を実現する』のベースとなる考え方として、今も私たちの中に息づいています。

私たちが最初に手がけた事業である「出前実験教室」を通じて、多くの学校の先生や生徒と出会うなかで「高校生が研究活動をするようになったが発表の場がない。うちはSSH(スーパーサイエンスハイスクール)にはなっておらず、SSHだけの発表会には参加できないんだ」という声を聞いたところから、国の助成プログラムの有無に関わらず参加できる研究発表会をつくり、中高生が研究することを文化にしていこう、とサイエンスキャッスルを立ち上げました。

サイエンスキャッスルを通じて、運営会社であるリバネスが解決したい社会課題は、1つは現代の教育課題、そしてもう1つは長期的な研究活動の課題の両方にあると考えています。企業の研究活動と学校教育の協働を促す「Research-based Education」や、自然(Nature)から科学技術を捉えていくNEST教育、「好きを究めて知を生み出す」をテーマとした小中学生のオンライン研究スクール NEST LAB.(ネスト・ラボ)など、様々な教育課題の壁を壊す活動を打ち出してきました。まだ残念ながら、ホンモノとの出会いが子どもたちの夢を大きく膨らませたとしても、その実現にむけて壁にぶつかり、悩む若者が大勢います。学校の枠を飛び越えて企業と繋がったとしても、研究者として道を歩み続けられる10代の若者は少数です。

せっかく夢をもった10代がいたとしても、それを実現するまでにはいくつもの壁が立ちはだかります。しかし、DX、ICTの普及、オープンイノベーションなどを踏まえて、学校や企業や地域の壁が低くなり、時間や空間を越えてつながった組織が生まれつつあります。社会が変化するスピードも早くなる一方であり、企業や政府も「もっと長期的なことを考えたい」「将来世代の意見を取り入れられないか」と考えるようになってきました。これは、自立した10代の研究者が、自分が活躍できる新しい環境をつくることが以前よりも簡単になってきた可能性を示唆していますし、既存の組織とつながる接点が増えてくることを意味しています。
突き抜けたい10代のために、最高の研究環境を一緒につくる。この使命に沿って、実践を積み重ねていきます。

沿革

2012

関西大会、関東大会を実施

2014

シンガポール大会を初開催

2015

東北大会を初開催

サイエンスキャッスル研究費を初設置

2016

九州大会を初開催

研究コーチ制度の前進となる活動をリバネス社員だけで開始

2017

マレーシア大会を初開催

海の研究に特化した兄弟分となる「マリンチャレンジプログラム」を日本財団、JASTOと開始

2018

研究コーチを大学院生やポスドク等から集め、組織化を開始。

2020

オンラインでの「ASEAN大会」、ハイブリッドの「関東・関西大会」を実施

TSUNAGU RESEARCH PROJECT発足。オンラインでの国際共同研究を開始

2021

中四国大会を初開催

2023

次世代研究所ADvance Labを発足

マレーシアを拠点とするASIA大会を開催

2050年への研究を考案する「未来ワークショップ」を開催