2012年に大阪城の近くで始まったサイエンスキャッスルは、今年で13周年目に入ります。
サイエンスキャッスル2024 大阪・関西大会は、口頭発表12演題、ポスター80演題からなる「超高校級の研究共同体」を生み出す大会です。選抜された発表者とは、集合ゼミ形式(オンライン)で横のつながりをつくりながら、研究コーチ等に発表を聞いてもらい、指導や激励を受けることができます。近年では、大会出場者とパートナー企業とリバネスで、大会後に「未来ワークショップ」を開催しており、10代の研究者が持つ発想をゆたかにする支援をしております。
詳細は以下のエントリーページをご確認ください。
URL:https://s-castle.com/entry/
サイエンスキャッスルに来場される方は、以下より来場チケットの登録をお願いいたします。
登録にはリバネスIDの登録が必要になります。
リバネスIDとは https://id.lne.st/whatis
リバネスIDの新規登録 https://id.lne.st/pre_regist
※発表代表者(口頭発表、ポスター発表の演題申請をしたご本人)には後日チケットが配信されます。
教員の引率において、派遣依頼書の作成が必要な場合はこちらのフォームにご回答ください。派遣依頼書を作成の上、指定のメールアドレスにお送りいたします。
CNTを用いたウェアラブルデバイス向け発電機の開発
自分の感じている世界を教育者・支援者に伝える
ミナミヌマエビの体色変化 その要因と効果の検証
凝集誘起発光部位をもつポリビニルピリジン類の合成
「貼る注射」による皮膚損傷治癒の機序解明
生き残れ!ピンクバッタのサバイバル大作戦
アカハライモリの幼体期から保全と医療貢献を探る
腸内細菌叢から見たミルワームの特異的な食性と消化
挑む!ヒメ様のなぞーヒメギスの縄張りとグルーミング
パラメータ付き多重級数の導入
鶏卵殻を使用したうずらの人工孵化方法の検討
ペットボトル飲料での細菌の増殖について
※ポスター番号は順次公開いたします。
No. | 演題 | 代表者名 | 所属 |
P-01 | 日常生活におけるジャイロ発電機の発電能力 | 伊澤孝一郎 | 西大和学園高等学校 |
P-02 | 効率よく発電できる風車の羽の形を探る(パート4) | 末吉 慶大 | 初芝富田林高等学校 |
P-03 | 金属の内部構造の変化とゼーベック係数の関係 | 長藤 紗也華 | 兵庫県立長田高等学校 |
P-04 | CNT電極を使ったイオン型熱電デバイスの開発 | 趙佳旭 | 福岡インターナショナルスクール(QFC-SP) |
P-05 | 珪藻によるエネルギー変換の利用と仕組みの解明 | 荻 蹴斗 | 滋賀県立八幡工業高等学校 |
P-06 | 植物の色素を用いた色素増感型太陽電池の効率化技術 | 玉田 脩朔 | 明星中学校 |
P-07 | 濃淡電池の実用使用に向けたイオン種の検討 | 早川龍一 | 桜丘高等学校 |
P-08 | 窒化チタンナノ粒子による光発熱:汚水からの蒸留水の回収 | 渡辺紫緒里 | 新居浜工業高等専門学校 |
P-09 | カイロと水草 | 倉木陽菜 | 大阪夕陽丘学園高等学校 |
P-10 | アマモの光合成はどのくらいの酸素を発生させるのか | 若林英明 | 海南市立亀川中学校 |
P-11 | アマモ種子真空保存の可能性 | 前田遼 | 岡山学芸館高校 |
P-12 | 防獣柵の効果について | 寺田 夏子 | 兵庫県立龍野高等学校 |
P-13 | 都市公園に生息するヒメボタルの保全についての一考察 | 直木湊 | 大阪府立富田林高等学校 |
P-14 | トンボの個体調査による孟子不動谷の生態系の解明 | 加藤優希 | 和歌山県立向陽中学校 |
P-15 | クワガタを救いたい-電灯に集まるクワガタを守る家 | 森岡正道 | 吉備高原小学校 |
P-16 | キマダラカメムシにおける光の色彩に対しての誘引性に関する研究 | 髙橋廉太朗 | 大阪明星学園 明星中学校 |
P-17 | ヨシ抽出液でイシガイを救え | 今村 遥樹 | 清風高等学校 |
P-18 | アメリカザリガニを用いたグリーンウォーターの培養 | 釋迦郡一輝 | 清風高校 |
P-19 | アメフラシ類の紫汁の生物忌避及び付着阻害効果の検証 | 松永七海 | 山口県立徳山高等学校 |
P-20 | カイコにおける合成色素輸送経路の解明 | 佐々木彩乃 | 香蘭女学校高等科 |
P-21 | 生体内活性酸素の蛍光ライブイメージング | 中村楓花 | 西大和学園高等学校 |
P-22 | イシクラゲの異質細胞の分化を促進する環境に関する研究 | 田中 幸仁 | 学校法人関西学園関西高等学校 |
P-23 | バイオマスプラを利用した疑似餌開発 | 清水遥斗 | 若狭高校 |
P-24 | 口腔内上皮細胞の組織化学的観察と簡易蛍光顕微鏡の制作 | 川口 萌衣 | 常翔学園高等学校 |
P-25 | ペディオコッカス菌を最も増殖させるのは何か | 岡部歩 | 岡山県立倉敷天城中学校 |
P-26 | ガラクトースを選択的に分解する乳酸菌の探索 | 柿沼春帆 | 順天高校 |
P-27 | ペニシリンから学ぶ菌の「強さ」 | 吉谷友里 | ノートルダム女学院高等学校 |
P-28 | 乳酸菌の種類と培地による増殖速度の違いについて | 樋口 航太 | 西宮市立西宮高等学校 |
P-29 | 水質検査に向けた発光バクテリアの安定した発光 | 鈴木花歩 | 茨城県立緑岡高等学校 |
P-30 | 香櫨園浜と全国各地の海洋細菌の性質調査 | 三村沙和姫 | 兵庫県立芦屋国際中等教育学校 |
P-31 | あなたは細菌を顔に塗っている?! | 野澤杏奈 | 山脇学園高等学校 |
P-32 | うさぎの腸内細菌 牧草で栄養素生成する微生物を探る | 楠本愛羽 | 個人 |
P-33 | 植物由来の抗菌成分を用いた既存抗菌製品の改良 | 山口まどか | 西大和学園高等学校 |
P-34 | グラパラリーフのリンゴ風味を上昇させる | 小坂心桜 | 常翔学園中学校・高等学校 |
P-36 | 植物間コミュニケーション | 山下 心彩 | 常翔学園中学校・高等学校 |
P-37 | なぜ春に紅葉するのか | 西田知穂 | 高槻中学校 |
P-38 | プラズマを軸としたストレスが植物に与える影響についての考察 | 江本 悠人 | 常翔学園高等学校 |
P-39 | 地域緑化が防音効果に及ぼす影響についての調査研究 | 菊川良馬 | 常翔学園高等学校 |
P-40 | 二重壁の素材とコインシデンス効果の抑制 | 小川 琉玖 | 岡山県立倉敷天城中学校 |
P-41 | 一葉双曲面構造の剛性について | 大和武晴 | 兵庫県立長田高等学校 |
P-42 | ダイラタント流体の強度を増加させる | 中島菜緒 | 大阪府立豊中高等学校 |
P-43 | ボールの落下時の壁との関係 | 勝部 翠 | 県立倉敷天城高等学校 |
P-44 | 物体の落下による水面クレーターの形成と水の跳ね上がりについて | 木村瑛飛 | 大阪府立千里高等学校 |
P-45 | 水面に落下したボールによる水柱の研究〜ボール表面の形状と水柱の高さの関係に注目して〜 | 佐藤 隼磨 | 岡山県立倉敷天城高等学校 |
P-46 | 水と仲良くなる不思議な力?プラズマで撥水の表面を親水化してみよう! | 小林 葵 | 堺市立南八下中学校 |
P-47 | 球冠上の水流を1方向にのみ流すための角度の計算 | 竹井 湊 | 岡山県立倉敷天城中学校 |
P-48 | 滑り台を速く滑る方法 | 黒本翔太 | 西宮市立西宮高等学校 |
P-49 | ハサミでガラスをキレイに切断する方法 | 石川宗路朗 | 倉敷天城中学校 |
P-50 | 分子を数える:ブラウン運動のふしぎ | 田宮 煌士 | 堺市立三原台中学校 |
P-51 | イベント開催時の人流による横断歩道混雑問題の解決 | 近藤誠一 | 芝浦工業大学附属高等学校 |
P-52 | 階段での衝突を未然に防ぐ | 由利悠樹 | 岡山県立倉敷天城高校 |
P-53 | ドラマ・映画における音楽の必要性 | 木下綺乃 | トキワ松学園高等学校 |
P-54 | 機械演奏と人間演奏の音楽が学習集中力に与える影響 | 佛原 苺佳 | 飯塚高等学校 |
P-55 | 現代音楽の学習中の集中力への影響について | 相本惺 | 大阪明星学園 明星高校 |
P-56 | アルファベット列を用いて自動で作曲するアプリの開発 | 若狭裕人 | 岡山県立岡山操山中学校 |
P-57 | テンパズルの分析 | 稲葉陽生 | 福井県立若狭高等学校 |
P-58 | few-shot の例の関連性による影響 | 澤田知徳 | 大阪明星学園明星高等学校 |
P-59 | 数学を楽しく学べるゲームの作成 | 衣笠 圭 | 岡山県立岡山操山中学校 |
P-60 | 日本人はやさしくない!? ~文化の視点から新しい寄付を考える~ | 髙橋彩奈 | トキワ松学園高等学校 |
P-61 | 天気痛の概要把握と認知度向上に向けたアプリ作成 | 武政 快 | 岡山県立岡山操山中学校 |
P-62 | プログラミングを用いた災害時避難ゲームの作成 夜の道は危ないぞ | 六川 寿 | 和歌山市立東中学校 |
P-63 | LMガイドを用いた新しい3次元免震装置 | 山下歩夢 | 大阪府立豊中高等学校 |
P-64 | Spresenseを使った支援ツールの製作 | 上田理仁 | 同志社国際中学校 |
P-65 | 障害を持った犬をもっと幸せにできる歩行器を考案する | 梅津依里 | トキワ松学園高等学校 |
P-66 | ダイナミックストレッチとサポーター装着時が運動パフォーマンスに与える影響 | 中山大地 | 三田学園高等学校 |
P-67 | インソールの装着による運動能力の向上 | 雑賀 翼 | 大阪明星学園明星高等学校 |
P-68 | 軟式野球における打毬角度と飛距離の関係 | 中野晄太 | 岡山県立倉敷天城中学校 |
P-69 | 小惑星に名前を付けたい!〜仮符号取得までの道のり〜 | 沖本 正太郎 | 岡山理科大学附属中学校 |
P-70 | 太陽フレアと宇宙線到来頻度の関係について | 山川一成 | N高等学校 |
P-71 | What’s マテリアル?? | 青栞名 | 岡山県立倉敷天城高等学校 |
P-72 | モデル実験による川西の断層調査及び地形の変化予測 | 中嶋 晴道 | 県立伊丹高校 |
P-73 | 二酸化チタンを用いた有機物分解の最適条件の検討 | 高橋怜菜 | 桜丘高等学校 |
P-74 | 膨化調理に適する酸性物質の条件 | 荒木 幸一郎 | 岡山県立倉敷天城中学校 |
P-75 | 牛脂を使用したチョコレートにおける融点の向上 | 中辻󠄀愛梨 | 兵庫県県立宝塚北高等学校 |
P-76 | 交通信号反応における、色の変化の仕方と温度やpHとの関係 | 吉田紗也 | 聖心学園中等教育学校 |
P-77 | アクリル板の再利用 | 山﨑 雄翔 | 神戸市立科学技術高等学校 |
P-78 | おうちで手軽にコラーゲン!廃棄される鱗の有効活用 | 松岡安仁 | 岡山学芸館高等学校 |
P-79 | 竹害から竹益にする方法 | 金田陽一 | 関西創価高等学校 |
P-80 | 2050 年すべてのごみを資源に ~髪の毛やペットの毛のバイオ燃料化~ | 村上 さあや | 洛南高等学校 |
G-01 | Remoulding plastic at a lower temperature in attempt to reduce toxic gas emissions | Yong Heng Gary Lee | Nexus International School (Singapore) |
G-02 | SEAWEED-BASED BIOPLASTIC | Zaiton binti Abdullah | MRSM MUAR JOHOR |
G-03 | カカオ(Theobrama cacao L.)ポッドハスクから得られたセルロースエアロゲルの炭素捕捉および選択性能力 | Ariette Jezka R. Villanueva | UP High School in Iloilo |
G-04 | Raw Kapok Fiber (C. pentandra) and Dried Luffa Sponge (L. aegyptiaca) as Composite Materials for Natural Oil Adsorption | Theodore Alexis Juliano | UP High School in Iloilo |
G-05 | Calabash Sunscreen | Abbie Jessica Cacho Leigh | UP High School in Iloilo |
G-06 | Chitin-Synthesized Fabric | Kerubim Iana Pauline Senobin | UP High School in Iloilo |
G-07 | イロイロの地元市場で販売される魚のマイクロプラスチックの蔓延を評価する | Keith Jan Matthew M. Abad | UP High School in Iloilo |
G-08 | Efficacy of Green Mussel (Perna viridis) Shell Scraps as an Adsorbent in Crude Coconut Oil Refinement | Reese Klyde Malaki | UP High School in Iloilo |
来場する中高生、教員に向けて、先進的に研究に取り組んでいる大学等の研究機関の研究者や、研究開発型ベンチャーの起業家による講演を行います。
伊藤 光平 氏
株式会社BIOTA 代表取締役
講演タイトル
「微生物と共に在るまちづくりの実現」
私は現在、微生物とヒトが共生することで、健康で持続可能なまちづくりを実現することを目的にBIOTAという会社を経営しています。高校時代に慶應義塾大学の研究所に特別研究生として研究する機会をいただき、そこから自分の好きな研究に向き合い続け、現在に至ります。私が魅力的に感じて取り組んでいる都市の微生物研究や、どうすれば長い期間にわたり自分の好きなことに向き合い続けられるかについて皆さんにお話しします。
<講演者プロフィール>
慶應義塾大学卒業。高校時代から慶應義塾大学先端生命科学研究所にて特別研究生としてヒト常在菌のゲノム解析に従事。学部生時代には都市の微生物コミュニティのメタゲノム解析に従事。大学卒業後、株式会社BIOTAを創業し、微生物研究を主軸に建築・ランドスケープデザイン、素材開発によって微生物多様性を高める都市デザイン事業を行っている。個人では循環をテーマとしたスペキュラティブデザイン作品を制作・展示している。
会場となる大和大学には駐車場はございません。大学キャンパス内や隣接する商業施設への駐車や送迎のための乗り降りを固く禁じます。公共交通機関を使用してご来場ください。
個別に手配したバスでご来場の場合、大学施設内での乗り降りは可能ですが、大学キャンパス内でのバスの待機は対応いたしかねます。来場時は正門横の警備室にて確認の上、生徒の乗り降りにご対応ください。
サイエンスキャッスルは大和大学の施設を会場を借りて実施しております。イベント内容に関するお問い合わせは会場となる大和大学ではなく、事務局(株式会社リバネス)までご連絡ください。(問い合わせ先 Mail:ed@Lnest,jp / Tel:06-6125-5622)