サイエンスキャッスル

研究コーチを随時募集中!〜あなたの研究経験を教育活動に活かしませんか?〜

若手研究者のみなさまへ

未来の研究仲間に会いに来てください!

リバネスでは、研究したい人がいつでもどこでも研究を始め続けられる世界を目指し、様々な活動を行っています。とくに子どもたちに向けては、中高生のための学会「サイエンスキャッスル」や小中学生のための研究所「NEST LAB.」、研究支援プログラム「サイエンスキャッスル研究費」などを通じ、彼らの研究活動を多方面から後押ししています。

そしてこれらの活動には、現役の若手研究者の協力が不可欠です。研究に向かう姿勢や専門知識、研究がひらく未来などを子どもたちに伝えることで、彼らの研究をともに広げていきませんか?純粋な好奇心や課題意識から生まれる中高生の新たな視点が刺激になるはずです。

研究コーチとして伝えていただきたいこと

自身の経験をぜひ、中高生たちに伝えてください。
・自分の研究分野に関する情報
・先行研究の調べ方
・仮説の立て方や、研究計画の立て方
・実験のやり方
・伝わりやすい発表や記述の仕方
・あなた自身のこと(なぜその研究をしているのか、研究者としての将来像など)

研究コーチ参加者の感想

・自分の研究で得た知識や経験を十分に生かせる活動なので参加しました
・日頃の研究室での学生指導の気づきを得ることができました。
・一緒に活動した高校生が、研究の道を選んでくれて嬉しかった。
・論文にとらわれがちな毎日で、次世代の純粋な好奇心にふれることで、研究を楽しむ気持ちを思い出しました。
・子どもたちのの研究発表の熱意、情熱、視点、発想が素晴らしく大きな影響を受けた。

研究コーチ登録の条件

・修士課程在学中、修士号取得者、博士課程在学中、博士号取得者のいずれかであること。もしくはそれ相当の研究経験を有する大学生、高専生。
※現在、168名(2020/5/11時点)の方が登録中です。

大学でも次世代教育活動が注目されています

東京大学大学院総合文化研究科 広域科学専攻生命環境科学系 助教
原田一貴 さん
2015年より東京大学教育学部附属中等教育学校で生物部外部指導員を務め、多くの受賞へ導いた立役者。一連の指導実績で平成30年度東京大学総長賞を受賞しています。
→次世代研究者育成と同時に、博士も成長する仕組みについてはこちらの記事を御覧ください!

研究コーチの登録について

コーチの登録は以下のフォームよりお願いいたします。
各種業務の依頼が開始されましたら、ご登録いただいたメールアドレス宛に、お知らせいたします。

ご質問やお問い合わせは、株式会社リバネス 研究コーチ募集担当( [email protected] ) までお願いいたします。「興味をもっているけれど悩んでいる」「条件が少し変われば参加したい」など、お気軽にご連絡ください。

なお、研究コーチ業務を委託した方には規程の謝金をお支払いいたします。またボランティア活動としての参加も可能です(活動証明書を発行いたします)。

<現在募集中のプログラム>

第4回滋賀ジュニアリサーチグラント

滋賀発成長産業発掘・育成コンソーシアムは、サイエンスとテクノロジーをベースとした次世代の産業創出のリーダーたる人材の育成を目指して、滋賀県内で研究活動に取り組む中高生を対象に研究費助成および研究コーチによる研究支援を実施いたします。
第4回滋賀ジュニアリサーチグラントHP:https://shiga-consortium.com/jrgbosyuu/

「研究コーチ」の役割
「滋賀ジュニアリサーチグラント」では、中高生に研究者としての考え方や視点を学んでもらうため「研究コーチ」によるメンタリングを行います

募集分野
科学研究を行う分野全般

活動のスケジュール
【募集期間】4月22日~6月3日(木)12:00まで
【研究コーチ説明会】6月8日(火)13:00~14:00 , 10日(木)16:30~17:30 ※どちらかにご出席ください
【研究コーチによる中高生研究の採択審査期間】6月14日(月)~6月17日(木) 24:00
【中高生採択チーム説明会】日付:2021年7月1日(木) 16:30〜17:30 オンライン開催
【キックオフイベント・授与式】日付:2021年7月31日(土)13:00~18:00 場所:びわ湖大津プリンスホテル
【成果発表会】日付:2022年1月16日(日) 場所:滋賀県内会場で開催予定

サポート対象 滋賀県在住の中学生から高校生
実施期間 2021年6月〜2022年1月
依頼内容
・中高生研究の審査 (審査期間:6月14日(月)~6月17日(木) 24:00)
期間中に申請書に目を通していただき、支援したい研究をいくつかピックアップしてください
・中学生・高校生向けに月1回1時間程度のオンラインによる研究相談
2021年7月〜2022年1月まで月に一回実施(日時任意)
・スケジュールに示すイベントへの参加
応募条件
・修士課程在学中、修士号取得者、博士課程在学中、博士号取得者のいずれかであること。
もしくはそれ相当の研究経験を有する大学生、高専生。
・40歳以下であること(41歳以上の方は要相談)
・滋賀県在住または、滋賀県内で研究活動を行なっていること
報酬
メンタリング1回につき4000円、(全7回程度を想定)

他にもリバネスからの研究に関わる情報をお受け取りいただき方は、是非リサーチアにご登録ください。
※リサーチアとはリバネスが提供する研究者向けサービスの総称です。

COACH コーチの紹介

武富 巧武富 巧さん

筑波大学 生命環境学群生物学類、千葉研究室

自閉症は主に遺伝的な要因で発症する、発達障害です。これまでの研究で、自閉症の患者さんの脳内ではシナプスの減少や慢性的な炎症が起きていることが明らかになってきました。さらに、たくさんの自閉症患者さんのゲノムを調べることによって、自閉症を発症させる可能性のある遺伝子の変異が複数見つかってきました。多くの先行研究はシナプスの構成遺伝子に着目していましたが、効果的な治療薬の開発には結びついていません。そこで私は、炎症関連遺伝子SPARCL1に着目し、研究を行いました。SPARCL1は脳内環境維持に働くグリア細胞であるアストロサイトや神経細胞から分泌されるタンパク質で炎症抑制に働きます。本研究では自閉症の患者が持つSPARCL1の変異体は異常な修飾をされ、炎症を亢進する働きを持つことを見出しました。この研究は、新たな自閉症治療薬研究に役立つと考えています。

<キーワード>自閉症、神経科学、グリア細胞、分子細胞生物学、動物

關根暢秀關根暢秀さん

横浜国立大学 理工学府

骨の修復のように,室温で自己修復するセラミックスの研究・開発を行っています.セラミックスは,浴槽や便器などの衛生陶器,ガラスなど身近に多く使われる材料ですが,わずかな亀裂の存在により強度が大きく低下し,割れやすくなります.このようなわずかな亀裂を材料自身が自動的に修復してくれれば,メンテナンスフリー化や,環境負荷の低減につながります.治癒可能な温度域を現在の1200℃から室温まで下げ,応用の幅を広げることを目標に研究を行っています.

<キーワード>セラミックス,自己修復,室温,化学反応速度

鈴木 万三鈴木 万三さん

日本医科大学 麻酔科 日本医科大学疼痛制御学麻酔科学教室

大学病院で臨床の疑問を研究に反映させています

<キーワード>できることから少しずつ

阿部 朋行阿部 朋行さん

自治医科大学 先端医療技術開発センター オープンサイエンスラボラトリー

動物体内環境を利用して万能細胞から造血幹細胞を作る

<キーワード>幹細胞 大型動物 再生医学

鈴木 翔大鈴木 翔大さん

千葉大学大学院医学薬学府 総合薬品科学専攻

CADASILはNOTCH3遺伝子の変異によって認知症などを生じる難病である。細胞周辺におけるNOTCH3変異タンパク質の蓄積が病態形成に関与する可能性が疑われるが、詳細な分子メカニズムは解明されていない。我々の研究グループでは培養細胞を用いて、NOTCH3変異タンパク質の蓄積メカニズムの解明を目指している。これまでに、糖修飾がNOTCH3変異タンパク質の蓄積を促すことを新たに明らかにした。今後はその詳細な分子メカニズムの解析を行う。

<キーワード>タンパク質蓄積、CADASIL、NOTCH3、糖修飾

鈴木俊章鈴木俊章さん

神戸大学 バイオシグナル総合研究センター

脳をはじめとした神経系について、生理的な性質を解明し、疾患や老化に負けない未来を作るために研究をしています。現在までに感覚神経系に注目し、過敏な痛覚に対して有効な漢方薬を見出したり、脳内の視覚情報処理に関係する神経回路の発見などを報告しています。

<キーワード>神経科学、脳科学、薬理学、漢方薬

寺島 智也寺島 智也さん

国立大学法人滋賀医科大学 医学部医学科 生化学・分子生物学講座 再生修復医学部門 医学部附属病院 臨床遺伝相談科神経疾患担当

ウイルスベクターや組織標的ペプチドを用いた核酸の標的化輸送による難病への新規治療法開発。骨髄幹細胞および間葉系幹細胞を用いた神経難病への再生治療法開発。脊髄ミクログリア細胞とALSを代表とする神経変性疾患との関連性研究。遺伝性神経疾患の原因解明研究など。

<キーワード>遺伝子治療、再生治療、臨床遺伝学、脳神経内科学

西窪 航西窪 航さん

大阪大学大学院 医学系研究科

栄養素の一つであるアミノ酸は,がん細胞の増殖において,重要な役割を果たしています。がん細胞は,アミノ酸の取込み口である「アミノ酸トランスポーター(膜輸送体)」によって,細胞内にアミノ酸を取り入れます。現在,このアミノ酸トランスポーターの輸送を阻害する薬を用いて,がん細胞の増殖抑制効果を含む薬理作用の解明をめざした研究をおこなっています。

<キーワード>トランスポーター,がん,アミノ酸,細胞増殖,薬理

秤谷隼世さん

京都大学大学院 医学研究科 化学研究所 ケミカルバイオロジー

細胞表面修飾技術の開発によって、移植細胞の効率的な生着を目指した研究に取り組んでいます。生理活性分子と呼ばれる遺伝子操作に頼らないツールを用いて、これを達成し、再生医療の分野を先導したいと考えています。

<キーワード>癌免疫 癌転移 生命倫理 ヘルスケア 再生医療 細胞治療 細胞工学 細胞表面修飾 ケミカルバイオロジー

全 梨花全 梨花さん

滋賀医科大学 産婦人科

新生児低酸素性虚血性脳症の新規治療法の開発

<キーワード>新生児低酸素性虚血性脳症、周産期

吉田彩夏吉田彩夏さん

武庫川女子大学 薬学部 ゲノム機能解析学研究室

抗がん剤による副作用手足皮膚反応の発症メカニズムの解明と予防法の確立

<キーワード>抗がん剤副作用

田中元さん

秀明大学 学校教師学部

理科教員養成 マップ コーパス 科目間連携 教科間連携

<キーワード>化学 化学教育 科学教育 理科教育 物理

森 一樹森 一樹さん

第一三共株式会社 経営戦略本部 経営推進部 経営管理グループ

① 生命活動を担うタンパク質に結合する化合物をデザインし、化学合成する。② 自分で合成した化合物が、細胞や生物にどのように作用するか評価・分析する。③ その化合物をより安全でさらに有効な医薬品にするにはどうすれば良いか考える。①に戻る。

<キーワード>化学、生物、薬学

夏目 雄平さん

千葉大学 理学部・理学研究科 物理学専攻 (国際教育センター)

化学と物理の境界領域、特に絵粘弾性流体のようなソフトマター科学に関心を持っています。身近な水においても、水の表面での異常な飛びあがり(Kaye効果)なども興味深いです。

<キーワード>化学と物理の境界領域、ソフトマター科学、水の表面張力・粘性、粘弾性流体、磁性体、半導体、生体の動力学

田中健太田中健太さん

住友化学株式会社先端材料開発研究所 イノベーショングループ

化学をベースに新規材料の探索・開発を担当しています。有機半導体や有機EL材料も検討してきましたが、現在は再生医療の実用化に向けた医療材料を検討中です。

<キーワード>化学 高分子 有機半導体 有機EL ナノマテリアル 細胞 分子生物 医療材料 再生医療

辺見慶介辺見慶介さん

愛媛大学大学院 理工学研究科物質生命工学専攻応用化学コース構造有機化学研究室

テトラチアフルバレン(TTF)は酸化することで1,3-ジチオール環が芳香族性を示すため、強い電子供与体であり、高い平面性を有することから有機伝導体の構成分子として知られている。この酸化還元活性なTTFに着目し、新しい有機分子性材料の研究を行っている。例えば、ガスの貯蔵やセンサーとして用いられているMOFにTTF骨格を導入することによる電気伝導性を持ったMOFの合成、特異な配位能力を持つ典型元素をTTF骨格に導入することによる新規有機金属錯体の合成を行い、その物性を調査している。

<キーワード>多段階酸化還元系・π電子系・有機典型元素化学・有機合成化学

山下大喜山下大喜さん

理化学研究所 量子オプトエレクトロニクス研究チーム

電子と光子の相互作用を巧みに利用するオプトエレクトロニクス技術は、太陽電池や発光ダイオードなど、私たちの社会で広く使われており、今も進歩が続いています。量子オプトエレクトロニクス研究チームでは、微細加工技術を駆使してナノ材料を組み込み、電子や光子の量子性を利用することで、従来の光デバイスとは異なる新しい機能を発現する素子の開発に挑んでいます。電子と光子の相互作用を量子力学的なレベルで制御し、電子スピンや光子統計を活用することで、光量子センサーや量子光源などの光量子デバイスの実現を目指しています。

<キーワード>光物性,光通信,量子光学

仰木裕嗣仰木裕嗣さん

慶應義塾大学 政策・メディア研究科

ヒトの動き,特に巧みな動きについての研究を行っています.スポーツ選手の技,伝統職人の技,などの解析を数理モデルや物理の眼を通して考えることを研究テーマにしています.また,同時にこうしたスポーツ選手の技を計測するための,ウェアラブルセンサの開発なども手掛けています.スポーツを数学や物理の眼で捉えて,頭を使って上手くなることに興味がある中学生,高校生を応援します.

<キーワード>スポーツ工学,スポーツバイオメカニクス

岡 弘樹岡 弘樹さん

東京大学大学院理学系研究科 理学系研究科

新しい機能をもつ高分子(プラスチック)を研究・開発している。これまで、➀電気を貯める高分子、②水素を貯める高分子、③光触媒になる高分子を見つけ出している。有機分子の構造を自由自在に操り、現在の”錬金術”としたい。

<キーワード>高分子化学、電気化学、材料科学、エネルギー、水素

小谷 みなみ小谷 みなみさん

University College London Department of Chemistry

「太陽光発電のための新素材開発」です。従来の太陽光電池では純度の高いケイ素を必要としたり、鉛などの有害な物質を含んでいたりと素材面での課題が多く残されている状況です。そこで本研究では酸化亜鉛を含む結晶を活用し、新しい太陽光発電の素材の開発を目的としています。基礎となる酸化亜鉛結晶に異なる金属元素を添加し、特性の変化を調べています。また、コンピューターシュミレーションによる分析も進め、最終的には新素材開発のためのデータベース構築を目指しています。

<キーワード>太陽光発電パネルの効率強化

大角恒雄大角恒雄さん

国立研究開発法人 防災科学技術研究所 マルチハザードリスク研究部門

徳島大学教授を経て、2013年防災科学技術研究所マルチハザードリスク評価研究部門主幹研究員。現在に至る。博士(工学)(宮崎大学:地震工学)、博士(農学)(鹿児島大学:森林砂防学)、博士(理学)(筑波大学:地震学)、博士(学術)(神戸大学:煉瓦造建物)、博士(工学)(九州大学:防災工学(津波))

<キーワード>地震 津波 豪雨災害

中田行彦中田行彦さん

立命館アジア太平洋大学 大学院経営管理研究科

シャープで、太陽電池の研究18年、液晶の研究12年。米国勤務3年。2004年から、立命館アジア太平洋大学で「技術経営」の教授。太陽電池の研究で大阪大学から工学博士号。液晶産業等の研究で立命館大学から博士(技術経営)を取得。

<キーワード>太陽電池 再生可能エネルギー 液晶 ディスプレイ 技術経営 マーケティング

松倉 里紗松倉 里紗さん

近畿大学大学院 生物理工学研究科生体システム工学専攻

HSP90はガン進行・転移に関わる多くのタンパク質の機能をサポートするタンパク質として知られています.これまでに開発されてきた阻害薬の多くがHSP90のATP結合箇所に結合して機能を阻害するもので,しばしば他のタンパク質のATP結合箇所にも結合して副作用が問題になることがありました.共同研究者による実験でATP結合箇所には結合しない新薬が開発されました.私は,スパコン を用いたコンピュータシミュレーションで,実験ではわかっていない新薬のHSP90に対する結合箇所と機能阻害メカニズムの解明を行っています.

<キーワード>タンパク質,コンピュータシミュレーション,スーパーコンピュータ

藤崎 真広藤崎 真広さん

愛媛大学 理工学研究科 物質生命工学専攻 応用化学コース 構造有機化学研究室

有機物質は従来、電気を通さない絶縁体として見なされてきました。しかしながら、この半世紀の間の研究を通じて、ある種の有機物質が金属的な導電性や超伝導を示すことが明らかとなっています。近年、純粋な有機物のみの単一成分で1.3 GPaという高圧条件下ですが、金属的な導電性を示す分子が合成されました。私はこの例に着目し、常圧で金属的な導電性を示す純有機単一成分導体の開発に取り組んでいます。具体的には、電気伝導性の良い骨格を用いて有機合成を行い、単結晶を作成しその物性の測定を行っています。

<キーワード>機能物性化学, 分子性導体, 有機合成化学

事崎 由佳さん

岩手医科大学 いわて東北メディカル・メガバンク機構

・メンタルヘルスに関連する心理指標とバイオマーカーの関連性
・生活介入によるメンタルヘルスと関連したバイオマーカー・心理指標への影響および神経科学的手法による検討
・疾患リスクファクターのバイオマーカー・認知・心理指標の個人差と脳形態の研究
の3本柱が主な研究テーマです。

<キーワード>災害ストレス、社会的孤立、心理社会要因、ストレス関連疾患、メンタルヘルス、心血管障害

上野 将玄上野 将玄さん

公益財団法人たばこ総合研究センター 研究部

私はレジリエンス(ストレス抵抗性・回復力、逆境に適応するキャパシティ)を研究テーマとしています。ストレスに強いネズミと弱いネズミがいるとしたら、どういった行動の違いがみられるか、動物行動実験によって検討し、博士号を取得しました。その後、そうしたレジリエンス様行動の個体差にどのような脳内メカニズムが存在するか、扁桃体のニューロペプチドYに注目して研究を行いました。現在はヒトを対象として、レジリエンスに寄与する因子について、心理学的な調査と実験をしています。

<キーワード>レジリエンス、ストレス、動物、げっ歯類、行動、個体差、脳内メカニズム、調査

吉松 弘志吉松 弘志さん

東京大学大学院 総合文化研究科

ヒトがどのようにして時間の長さを知覚しているか、その時間知覚がどのような脳神経メカニズムのもとに成立しているかについて研究しています。

<キーワード>時間知覚

新井 雅新井 雅さん

跡見学園女子大学 心理学部 臨床心理学科

学校でのカウンセリングや心理支援、児童生徒のメンタルヘルス(心の健康)の向上に資する研究を行っています。

<キーワード>臨床心理学、学校心理学、スクールカウンセリング

佐藤 信吾佐藤 信吾さん

慶應義塾大学大学院 社会学研究科 (DC1)

社会的記憶や集合的記憶といった過去の記憶の共有におけるジャーナリズムの昨日に着目して研究を行っています。とりわけ、戦争の記憶(特攻の記憶、戦争証言)に注目して、ジャーナリズムと他の主体との相互作用に主眼において分析しています。

<キーワード>ジャーナリズム、集合的記憶、社会構築主義、戦争の記憶、マス・メディア

土元 哲平土元 哲平さん

立命館グローバル・イノベーション研究機構

専門分野:キャリア心理学、文化心理学
転機は、ある人のキャリアにとって重要な意味を持つ、特定のきっかけや経験の結びつきを指す。応募者の博士論文研究では、①著者の転機および転機におけるキャリア支援経験を記述的に理解すること、②大学生・大学院生(特に教員志望学生)の転機におけるキャリア支援についての示唆を得ることの2つを目的とし、オートエスノグラフィー(研究者のシステムを対象とした研究アプローチの総称)を行った。

<キーワード>キャリア、転機、オートエスノグラフィー、質的研究法

安河内 幸鷹安河内 幸鷹さん

東京理科大学大学院 理工学研究科情報科学専攻

有限体上の行列の階数を距離とするランク距離符号、有限射影幾何を利用した光直交符号、Design Theoryの符号理論や秘密分散法、視覚復号型暗号への応用を研究しています。

<キーワード>代数的符号理論

平田 和也平田 和也さん

立教大学 理学部化学科

分子が自律的に集まり、向きをそろえて並ぶ「配向」という特徴を持つ液晶物質とアゾベンゼンと言う光で構造を変えられる分子を組み合わせることで、光で液晶物質の「配向」を自由に操ることで今までにない新しい機能の創出を目指している。

<キーワード>液晶・高分子・光配向・プロトン伝導

松井 拓人松井 拓人さん

豊橋技術科学大学 博士後期課程 工学研究科 電気電子情報工学専攻

半導体デバイスには従来よりも高い水準の信頼性が求められています。故障の再発を防止し要求される信頼性を満たすため、半導体デバイスの故障原因の調査と故障箇所の絞込みが必要とされています。従来法はレーザ加熱を利用するが、レーザが半導体デバイスを覆う封止樹脂に阻害されるため、従来法は適用前に封止樹脂の開封を必要とするが、開封によって故障の状態が変化し再現性を悪化させ、故障原因の調査を継続不能に陥らせてしまう。本研究では従来法のレーザ加熱を超音波加熱で代替した非破壊的な手法を提案し、その検討を行っています。

<キーワード>計測工学、超音波、電子回路、電気回路、物理、数学、信号処理、プログラミング、

岡本 啓岡本 啓さん

総合研究大学院大学 物理科学研究科

水素のアニオンであるヒドリドイオンは固体内移動に適したイオン半径や卑な酸化還元電位(-2.3 V)を持つことから、新たなエネルギーデバイスへの応用が期待できます。我々のグループでは K2NiF4 型構造の La-Sr-Li 系の酸水素化物でヒドリドイオンの固体内導電特性を示す新物質を報告しています。酸水素化物とは酸化物イオンと水素化物イオンが共存した骨格構造を持つ化合物の総称です。私は新しい酸水素化物を高圧合成法により合成し、それらの結晶構造を決定し、ヒドリドイオン導電性の評価を行なっています。

<キーワード>イオン導電体、電気化学、高圧合成

上ノ山 周上ノ山 周さん

横浜国立大学 大学院 大学院工学研究院機能の創生部門

高粘性流体の流動・撹拌装置内における流れの可視化

<キーワード>流体・流動 撹拌 レオロジー

吉井 究吉井 究さん

大阪大学 基礎工学研究科

粉体とは熱揺らぎの影響を受けないマクロなサイズの粒子の多体系を指す。粉体の示す多様な振る舞いや力学的な特性・応答について理論・数値計算的手法を用いて研究している。これまでの研究として、粘弾性流体が示す時空間パターンの実験的研究、断層の形成過程に関する研究、歩行者の集団運動のシミュレーション解析などにも取り組んできた。

<キーワード>統計物理・ソフトマター物理・粉体物理・アクティブマター

千葉 のどか千葉 のどかさん

東京工業大学大学院 生命理工学院 生命理工学系 生命理工学コース

ヒトの糞便中に含まれる腸内細菌から、特定の疾患や健康状態との関連性を調べています。腸内細菌は大部分が培養が難しいため、糞便中の細菌DNAを抽出し、さらにコンピュータを用いて細菌種を同定しています。このメタゲノム解析と呼ばれるアプローチによって、腸内細菌の種類や数(腸内細菌叢)がわかります。ここ20年ほどで腸内細菌叢に関するさまざまな報告が数多くなされてきました。私は、腸内細菌叢がヒトの健康状態に影響を与えるメカニズムの緻密さに感動するとともに、未知の腸内細菌叢の動態を自ら探索することに喜びを感じています。

<キーワード>生命情報学、ヒト腸内細菌、次世代シーケンサー

赤間浩之赤間浩之さん

IEMS-JAPAN 理事会

これまで抗生物質耐性にかかわる膜蛋白質の解析や重金属耐性にかかわる膜蛋白質の解析を行ってきた。大腸菌や緑膿菌を使って膜蛋白質を大量発現し、X線結晶構造解析法などによりその機能推定等を行った。JASRIのSPring8や米国Stanford大学のSSRLなど放射光を利用した実験にも携わった。現在は臨床検査技師養成校で生理学や生化学を教えながら、北里大学、北里研究所で研究を続けている。

<キーワード>蛋白質科学、膜蛋白質、構造生物学、薬剤耐性、重金属、MDRP、MRSA

家村 顕自家村 顕自さん

東北大学加齢医学研究所 分子腫瘍学研究分野

ヒトの細胞は、23対46本の染色体を有する。染色体は、複製期に複製され分裂期に娘細胞に均等分配されるため、その数は生涯を通じて概ね一定である。一方で、がん細胞では染色体の数の異常が頻繁にみられる。この原因は、細胞分裂の際に染色体が不均等に分配されることに起因する。細胞が分裂するときに染色体は如何に均等分配されるのか?染色体が不均等に分配されたときに細胞はどのようにがん化するのか?を焦点に、生きている細胞を直接顕微鏡で観察し、細胞の動きや染色体の動きを解析することでその原因を明らかにする研究を行っている。

<キーワード>ゲノム安定性維持機構の解明

今井光穂今井光穂さん

慶應 医学部

がんの患者さんに最適な治療を検索するため、遺伝子の検査を行っています。

<キーワード>がん、生物、遺伝子

西田 桂さん

東北大学 生命科学研究科 発生ダイナミクス

微小管は生体内で様々な役割(紡錘体、神経軸索、鞭毛、細胞内輸送など)を担う。こうした多様なはたらきがなぜ可能なのかを研究している

<キーワード>細胞生物学、蛍光顕微鏡観察、微小管

宮園 健一宮園 健一さん

東京大学 大学院農学生命科学研究科

タンパク質の構造・機能の解析.ヒト体内で伝達されるシグナルの解析

<キーワード>タンパク質

河野 風雲河野 風雲さん

東京大学 大学院総合文化研究科

私は光で生命現象の謎をひも解くことを目指した光遺伝学に関連する研究を行っている.光遺伝学は生命科学における新しい研究技術の一つであるが,私は植物や菌類が有する光応答性の蛋白質である光受容体を基に,遺伝子工学的手法を用いた光受容体の遺伝子改変を行うことによって光遺伝学の新しい技術開発に取り組んでいる.それにより例えば生きた細胞の中で生体分子の活性を高い時空間精度で制御することが可能となり,標的とする生体分子の時空間動態を忠実に再現することで細胞現象のより深い理解を得ることを目指している.

<キーワード>光遺伝学

中川 朔良中川 朔良さん

筑波大学大学院 理工情報生命学術院 生命地球科学研究群 光合成代謝制御学研究室

私は、微細藻類の形態変化について研究しています。微細藻類は、生育速度が速く、単位面積あたりの脂質産生量が従来のオイル産生作物と比較して多いという特徴から、陸上植物に変わる新しい持続的なオイル産生の原料として注目されています。しかし、オイル生産にかかるコストは高く、商業的な利用には課題が残っています。私が実験に用いている株は、特定の培養条件において細胞の形態を変化させるという特徴を持っています.細胞の形態変化について研究することにより、微細藻類の培養における回収コストを削減することが研究の目標です。

<キーワード>光合成、微細藻類、緑藻、バイオマス、バイオ燃料

中村 蓮中村 蓮さん

国際医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科 保健医療学専攻 臨床検査学分野 臨床検査学領域 先端医学検査コース

ヒト皮膚繊維芽細胞(HDF)の細胞培養中にある条件下で幹細胞と疑われる細胞塊を形成することを発見した。その細胞塊が本当に幹細胞であるか否か確認するため研究を行っている。

<キーワード>細胞培養、幹細胞、遺伝子、ゲノム、プロテオーム、プロテオミクス

降旗 大岳降旗 大岳さん

東京大学 農学生命科学研究科

サリドマイドは免疫調節薬として世界で最も使われている薬の一つである。しかし、服用すると妊婦から生まれた胎児に催奇形性を引き起こすことが知られていたて、サリドマイドによる薬理作用の分子メカニズムが研究されている。サリドマイドは体内で代謝され水酸化されることによって、ある特定のタンパク質とのみ結合をしてタンパク質の分解をすることで催奇形性を引き起こすことがサリドマイド受容体とサリドマイドと結合するタンパク質の分子構造からその特異的な結合様式が明らかになり、その様式の詳細を研究している。

<キーワード>生物物理学、薬、分子生物学、高エネルギー、結晶、化学、生物、植物、光、物理、相対性理論、宇宙物理

相澤 志穂相澤 志穂さん

筑波大学 人間総合科学研究科

iPS細胞は、高い増殖能と様々な細胞になる分化能を併せ持つ、人工的に作られる細胞です。以上のような細胞の特徴は、発生の初期過程の細胞にも見られるものです。 発生の初期過程では、細胞数が少ないこと等から、未だ分かっていないこともあります。 iPS細胞は、その初期過程の細胞と似ていることから、 iPS細胞を使って、発生における現象を明らかにする試みもされています。 私は、発生初期に見られるX染色体の再活性化という現象について、 iPS細胞を用いてその機構を明らかにしようとしています。

<キーワード>iPS細胞, エピジェネティクス, X染色体

植松 崇之植松 崇之さん

北里大学メディカルセンター 研究部門

細菌やウイルスに起因する感染症に興味があり、これらに関連する研究テーマに取り組んでいます。最近では、主に自然免疫系に関連する様々な遺伝子欠損マウスを駆使して感染モデルを構築し、宿主ー病原体間相互作用を解析しています。現在は新型コロナウイルスを用いた研究も行なっています。参考URL: https://researchmap.jp/tuematsu

<キーワード>免疫学、微生物学、感染症学

谷戸 崇谷戸 崇さん

京都大学 京都大学大学院 理学研究科生物科学専攻

ネズミを中心に骨などの形態の不思議を研究しています。

<キーワード>哺乳類

村川 友哲村川 友哲さん

筑波大学大学院人間総合科学研究科感性認知脳科学専攻 行動神経内分泌学研究室

私は性ホルモンが脳のどの領域のどの細胞に作用することで、その細胞の活性をどのように変化させるのか。それによって行動はどのように変化するのかを研究をしています。ヒトや動物では性腺から分泌される性ホルモンが個体の性を決定するだけでなく、個体の性に応じた行動パターンも同時に制御しています。この性ホルモンの分泌バランスは個体の間で差があり、この結果、個体の性やその行動パターンはスペクトラムを形成しています。これが個体の個性を作り出す1つの原因となっていると考えられています。

<キーワード>ホルモンはどのように動物の行動を調節するのか?

桑原 嵩佳桑原 嵩佳さん

東京大学大学院 理学系研究科 生物科学専攻 細胞生理化学研究室

ハチ目昆虫の行動を司る脳に関する研究を行っています。ミツバチはダンス言語により餌場の位置を巣仲間に伝えることが知られていますが、これを司る脳神経基盤はこれまでほとんどが未知でした。そこで私は、なぜミツバチはダンス言語による情報の伝達という高度な社会性行動を行えるのか、そのメカニズムを調べるために、脳を細胞レベルで研究しています。

<キーワード>脳 神経 細胞 進化 ミツバチ 行動

高橋利幸高橋利幸さん

都城工業高等専門学校 物質工学科

微生物(バクテリアや微細藻類)を用いた環境評価、微生物(主に微細藻類)を用いた物質生産に関連する技術開発、化学的・生物学的処理を用いた廃棄物利用技術の開発および生物進化とも関連する細胞内共生に関する研究を行っています。

<キーワード>微細藻類、微生物、廃棄物利用、環境評価、バイオリファイナリー、光合成

池田幸樹さん

関西医科大学 分子遺伝学部門

細胞は外部環境から様々な刺激を受けて、その運命を決定しています。がん細胞はこの外的刺激を感知するセンサーが通常細胞に比べて大きく変わっていることが明らかになってきています。その中でも私はがんの増殖を促すインテグリンというセンサーに着目して、その機能を制御するような新しい薬を開発し、難治性がんの治療に役立てようとしています。

<キーワード>分子生物学, がん, 創薬科学

松屋 純人松屋 純人さん

山口大学大学院 共同獣医学研究科 獣医発生学研究室

ほ乳類のボディサイズは様々です。その中でもMus minutoidesは最小級で、同じMus属に分類されるMus musculusの数分の1しかありません。これほどに特徴的なサイズであるにも関わらず、Mus minutoidesのボディサイズ決定メカニズムは研究が進んでいません。そこで、Mus minutoidesの解析およびMus musculusとの比較を行うことによって、サイズ決定メカニズムの解明することを目的としています。

<キーワード>Mus minutoides、アフリカチビネズミ、ボディサイズ、成長ホルモン

柳田 大地柳田 大地さん

津田学園 三重大学大学院生物資源学研究科水族生理学研究室 修了

魚類

<キーワード>水族生理学

小山 智己小山 智己さん

神戸大学大学院 科学技術イノベーション研究科 博士課程前期課程 バイオ生産工学研究室

バイオ燃料高生産藻類の創出 (微細藻類にランダムな突然変異を導入し,多様な形質を有する変異細胞集団を作製,変異細胞集団中からオイルを高蓄積している細胞を選抜する技術を検討)。バイオ燃料高生産藻類変異株のオイル増産機構の解明 (トランスクリプトーム解析,メタボローム解析,全ゲノム解析を通じたオイル増産寄与因子の特定)。

<キーワード>微細藻類,バイオテクノロジー,バイオ燃料,育種,代謝工学

大西 紀和大西 紀和さん

岡山大学 資源植物科学研究所

地球上の多くの生命は、一次生産者である植物や藻類が光合成によって作り出す酸素と有機物によって支えられています。動けない植物にとって、その場の自然環境(気温、栄養分など)の変化に合わせていかに最大限の光合成能力を発揮していくかは死活問題ですが、その仕組みには多くの謎が残されています。私はこのような“植物や藻類の環境適応”に興味を持って、研究を進めています。

<キーワード>植物、藻類、光合成、環境適応

遠藤雄人遠藤雄人さん

大阪大学大学院 理学研究科

線虫C.elegansという生物の頭部にある全神経細胞の活動を一挙に計測する全脳イメージングという実験手法を扱っています。これを使って、匂いなどの感覚刺激が脳でどう処理されているのかを網羅的に解析しています。

<キーワード>神経科学

谷吉 和貴谷吉 和貴さん

京都大学大学院 農学研究科

光合成は植物の物質生産の基礎となる反応過程であり,作物の収量向上における重要形質です.圃場環境において葉が受ける光は,雲の動きや植物体の相互遮蔽により,短時間で激しく変動します.このような変動光に対して,植物の光合成系は即座に応答できません.この応答の遅れは作物の物質生産効率を低下させます.ゆえに,変動光に対する光合成応答の改良は作物の収量向上をもたらすと期待されます.私はこれまでにイネの変動光に対する光合成応答の自然変異,応答性に優れた有望品種,自然変異に寄与する要因の一部を解明しています.

<キーワード>光合成

大西 真駿大西 真駿さん

大阪大学 生命機能研究科ミトコンドリア動態学研究室

ミトコンドリアは、細胞のエネルギー供給工場として重要である。しかし、エネルギー産生の際に生じる活性酸素種がミトコンドリアに損傷を与えると、ミトコンドリア全体の機能が低下する。こうした質の低下したミトコンドリアは、細胞の大規模分解システム「オートファジー」を利用し分解される。このシステムの破綻は神経変性などに繋がりうる一方、どのようにミトコンドリア分解が駆動されるのか、詳細な分子機構は不明である。私はマイトファジーに関与するタンパク質の機能を調べることで、その分子メカニズムの解明を目指し研究を行なっている。

<キーワード>ミトコンドリア、オートファジー、マイトファジー、出芽酵母

山本 悠山本 悠さん

大阪大学 大学院 生命機能研究科

脊椎動物の網膜を用いた神経発生の研究。

<キーワード>神経発生

大多和 克紀大多和 克紀さん

近畿大学大学院 生物理工学研究科 生体システム工学専攻

モノアミン酸化酵素B(MAO-B)は脳内でドーパミンの制御を行っており,アルツハイマー病やパーキンソン病に関係している酵素タンパク質である.しかし,MAO-Bは未だ不明な点が多い.そこでスーパーコンピュータを用いて,MAO-Bの分子動力学シミュレーションを実施し,研究を行っている.

<キーワード>生体分子,創薬,分子動力学シミュレーション

向井 正哉向井 正哉さん

総合研究大学院大学 生命科学研究科 基礎生物学専攻 自然科学研究機構 基礎生物学研究所 定量生物学研究部門

細胞増殖の制御は組織の発生や恒常性・腫瘍抑制という観点から必須である。キーとなるのはERK タンパク質の活性化であり、単純な上昇よりも時間的変動が重要である。[Aoki, 2013]。細胞外リガンドの種類・濃度に応じてERKの活性の時間的変動は多彩な特徴、すなわち「ダイナミクス特性」を示す[Nunns, 2018] 。しかし、多彩なで複雑な「ダイナミクス特性」のうち、どれが重要かは不透明である。そこで、ゲノム比較・計算機シミュレーション・反応パラメータ実測という組み合わせによってアプローチする。

<キーワード>細胞内シグナル伝達、数理モデル、ゲノム比較

李 泰怙李 泰怙さん

Washington University in St. Louis 物理学専攻

私は、どのように自然の物理的な力が脂質膜内のタンパク質を駆動させるかを研究しています。脂っこいタンパク質表面は、脂っこい脂質二重層内の脂っこいタンパク質パートナーをどのように見つけて、その本来の構造に折りたたむのでしょうか。モデルシステムとしてホモ二量体のCLC-ec1を使用し、脂質二重層における膜タンパク質集合のエネルギーの調査を行っています。膜タンパク質の精製と機能の再構成、電気生理学、単一分子技術など、さまざまな実験手法を使用して、この奇妙な問題に取り組んでいます。

<キーワード>膜タンパク質、CLC-ec1、Cl- / H +アンチポーター、単一分子技術

我妻 拓実我妻 拓実さん

京都大学大学院 生命科学研究科

ヒトの体内に含まれる金属元素の観点から見た、各種酵素の働きの制御について。

<キーワード>金属、酵素、タンパク質

前田 源次郎さん

秋田大学理工学部通信講座受講生 理工学部、農学部

東京都国立市にある大学通りでの公園樹木の保護・更新と都市域での雨水流出抑制の両立に資するための土壌性状と地中内ので雨水の挙動の調査ならびに改良の提案をおこなっている。 今年度は台風接近時に樹冠通過雨を連続的に測りつつ、地中の土壌水分の変化を記録する調査をおこなう予定である。また同市内にある水田、畑からの雨水流出を抑制し、豪雨による河川氾濫や内水氾濫のリスクを低減を目的として実際の農地等で抑制装置による湛水試験を今年度実地でための行政との打ち合わせをおこなっているところである。

<キーワード>都市環境、林学、土木、農学

矢動丸 琴子矢動丸 琴子さん

千葉大学 園芸学研究科環境教育学研究室

ストレス社会の現代において、自然環境や植物の効用によるストレス緩和やメンタルヘルスの維持・向上が国内外を問わず注目されており、エビデンスも蓄積されてきています。これまで私は、都心のオフィス内の緑化が勤務者に与える心理的効果やストレス緩和効果に関する研究を行い、さらに業種間や職種間での効果の比較検討も行ってきました。現在は、勤務者や一般市民が自らのストレスやメンタルヘルスを適切にコントロールすることのできる「ストレス対処能力」を自然・農業体験活動を通して養成・向上させることができないか検討を行っています。

<キーワード>環境健康、緑地福祉、環境教育、ストレス緩和、メンタルヘルス

名田卓磨名田卓磨さん

筑波大学理工情報生命学術院 生命地球科学研究群

菌寄生性を示す子嚢菌によるダイズさび病抑制機構の解明。 Leptobacillium symbioticumはダイズさび病菌の夏胞子に寄生し、ダイズさび病の病斑を減少させるため、ダイズさび病に対する生物防除資材として利用できる可能性があるが、抑制機構が明らかになっていない。本研究では、L. symbioticumのダイズさび病抑制機構を解明するため、本菌の産生する二次代謝産物に着目し、防除効果の評価、遺伝子の発現解析および防除効果を示す二次代謝産物の特定を行う。

<キーワード>農学、生物学、菌学、植物病理学、寄生、生物防除

高瀬 麻以高瀬 麻以さん

東京大学 高齢社会総合研究機構

高齢者の方が最期まで幸せな生活を送るための研究を、食事、地域活動、就労、生活の側面から行っています。一人の人間の生活に入り込む時は一つの分野に限定して研究をするのではなく、ホリスティックにアプローチする必要があるというのが、私なりの考えです。研究者としては少々ユニークなやり方かもしれませんが、複合的に行動できるような研究体制を構築するよう心掛けています。

<キーワード>食事、栄養、生きがい、地域、就労、高齢者、アニマルセラピー

中田理沙中田理沙さん

東京大学 農学生命科学研究科

インスリン受容体基質IRS2に結合するプロリン合成酵素PYCR2が細胞死に及ぼす影響を調べています。

<キーワード>インスリン、神経変性疾患、アミノ酸

菊川 裕幸菊川 裕幸さん

丹波市教育委員会/京都大学大学院 文化財課/農学研究科

私の研究分野は地域資源「竹」の農業利用法と園芸療法についてです。私はこれまで農業高校の教員を7年間、短期大学の教員を1年間してきました。そして現在は、丹波市教育委員会文化財課にいます。農業や環境、園芸や福祉などについて幅広くいろんな研究に取り組んでいます。

<キーワード>農業教育、園芸療法

矢澤大志矢澤大志さん

立命館大学 理工学部環境都市工学科

流域環境と人間活動の調和を目指した持続可能なアジア型の統合的流域管理構築のため、東南アジア(主にマレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム)の河川流域を対象に流域環境の調査とモデリングに関する研究を行っています。現在は (1)気候変動や土地利用変化を考慮した洪水設計基準の構築、(2)渇水リスク評価と利水管理方法の提案、そして(3)人々の流域環境問題に対する価値観の検証、といったテーマを基に、研究者や住民が一体となって創り上げる統合的流域管理の実現を目指しています。

<キーワード>環境影響評価,環境政策・環境社会システム,水災害管理,統合的流域管理,気候変動

加藤 光保加藤 光保さん

筑波大学 医学医療系(病理学) トランスボーダー医学研究センター 細胞動態科学分野

正常組織の細胞総数は、生まれる細胞と死ぬ細胞の数が同じに保たれて一定の数に維持されます。私は、がん細胞集団では、一部のがん細胞で幹細胞の性質が獲得される幹細胞性誘導によって持続的に細胞総数を増加し続ける様になることを示しました。現在、幹細胞性誘導を標的として、再発のないがん治療を確立することを目指しています。http://www.md.tsukuba.ac.jp/tmrc/research_lab/cell_dynamics

<キーワード>がん、がん幹細胞