サイエンスキャッスル

サイエンスキャッスル研究費2024  アステラス製薬賞

 

サイエンスキャッスル研究費2024

アステラス製薬賞、募集開始!!

アステラス製薬株式会社は、「先端・信頼の医薬で、世界の人々の健康に貢献する」を企業の経営理念・存在意義として掲げています。アステラス製薬賞では健康に興味・関心をもち、課題を解決したいと思う中高生の研究を支援し、私たちが健康であり続けるためにはどうすれば良いのか、「健康とは何か」を共に考えていく仲間を募集します。人の健康そのものや、人と社会の関わりなどあらゆる側面から健康を考え、誰もが健康になる世の中を共に作りましょう。

【年間スケジュール】

募集テーマ

「人と社会の関わりから健康を考える、ありとあらゆる研究」

概要

募集対象 研究活動を行う中学生、高校生、 高等専門学校生(3年生以下)
使用用途 研究に要する経費(材料費、部品等購入費、設備費、交通費等。ただし、飲食代は除く)
申請締切 2024年4月26日(金)18時
研究期間 2024年7月〜12月末日
参考URL https://www.astellas.com/jp/
主催 アステラス製薬株式会社

助成内容と採択数

助成内容 研究費 50,000円/アステラス製薬社員による研究メンタリング/採択授賞式/成果発表会実施
採択件数 5件程度

申請条件

  • 申請する中学生もしくは高校生・高専生が主体的に申請すること
  • 保護者もしくは所属する学校の同意があること
  • 申請書類に記入すべき情報(連絡先等を含む)の提供が可能であること
  • 7月の平日に実施される、アステラス製薬株式会社主催の採択授賞式に参加できること。(日程は採択チーム間で調整。オンライン開催予定です。)
  • 12月の土日に実施される、アステラス製薬株式会社主催の成果発表会に参加できること。(日程は採択チーム間で調整。発表会参加のための交通費は一部補助をいたします。
  • 採択者の情報や研究の内容及び成果(採択者の氏名、年齢、所属学校、顔写真等の個人情報を含みます)が、アステラス製薬ならびにリバネスが運営するWebサイト、刊行物、SNSその他媒体を問わずメディアへ掲載されることに同意いただけること

タイムスケジュール

募集期間 2024年3月1日〜4月26日
申請締め切り 2024年4月26日(金)18時
面談期間 2024年5/20(月)-5/31(金)
面談に関して 平日、オンラインで行います。 面談対象者には、申請締め切り後、1週間後を目処にご連絡いたします。 上記面談期間のうち、面談不可の日程がありましたら、事前にお知らせください。
採択発表 6月中旬予定
研究費支給期間 2024年7月末日予定
研究期間 2024年7月から12月
採択受賞式 2024年6月25日もしくは7月2日(オンライン開催)
成果発表会 12月に実施 ※東京都内での実施

申請方法

規約・募集要項の確認

規約及び本ページの募集要項を確認の上、内容に不明点がある場合はご相談ください。

サイエンスキャッスル研究費2024 アステラス製薬賞 利用規約

リバネスIDの登録

申請を希望する中高生は、代表者かどうかに限らずチーム全員のリバネスID登録が必要になります。研究費エントリー画面はリバネスIDログイン後に表示されますので、リバネスIDに登録をお願いします。

リバネスIDの登録

同意書の準備

学校活動の一環として実施する場合は学校教員の同意書(学校用)を、そうでない場合はチームメンバー全員の保護責任者の同意書(個人用)を準備してください。同意書の雛形は以下からダウンロードください。

サイエンスキャッスル研究費同意書(学校用・個人用)

上記をダウンロードの上申請フォームにアップロード下さい。

申請手順

リバネスID内の以下のアイコンをクリック、「新規申し込み」ボタンより、申請書を作成ください。

リバネスID(研究費申請ページ)

アステラス製薬株式会社 サステナビリティ部
河野 佳子 氏(写真右)・石井 優里 氏(写真左)

「健康とは何か」を世代の垣根を超えて考える

アステラス製薬株式会社(以下、アステラス製薬)は、“変化する医療の最先端に立ち、科学の進歩を患者さんの「価値」に変える”というVISIONのもと、革新的な新薬の創出と患者さんの医療へのアクセス、およびアウトカム(成果や状況)を向上させるためのヘルスケアソリューションを生み出すことで、社会に「価値」を提供している。今回初めてサイエンスキャッスル研究費 アステラス製薬賞を設置し、健康に興味・関心をもつ中高生の研究活動を支援していく。製薬会社が次世代の仲間を集める想いとは。

健康との向き合い方を変えていく

新薬の中でも、いまだに有効な治療法がない疾患に対する医薬品を創出することに力を入れているアステラス製薬だが、薬を作るだけでなく、それが届く先の患者さんの理解を深めることも重要視している。患者さんが抱える課題は疾患そのものだけではない。いざ診断をされた時に治療方法を自己決定することの難しさや、病気になった際に周りの人からうける偏見、自分がどう見られるかについての不安など、薬だけでは解決できない課題がある。人々の健康に貢献するためには、企業として医療ソリューションを提供するだけではなく、誰もが健康を手に入れられるようにするためのリテラシー活動も合わせて行わなければならない。このことに河野氏と石井氏らのチームは、自ら患者さんと対話していく中で感じたという。病気になった時点での関わりではなく、このような広い視点で健康に対して取り組みを行っていくことこそが、ライフサイエンス企業としてこれからやっていかなければいけないことだと、二人は語る。そして、誰もが病気になる可能性がある以上、また誰もが社会との関わりの中で生きている以上、病気がある人とそうでない人を線引きせずに、社会全体で健康について向き合っていく必要があるのだ。

誰もが自分らしく健康に生きる社会の実現に向けて

それまで健康に過ごしていたにも関わらず突然病気になってしまうと、病院で渡された薬が何なのか、自分はどのようなことに気をつけて生活すれば早く回復するのか、なかなかわからず漠然とした不安が募る。自分の身体のことを理解し、病気と向き合いながら健康になるために適切な行動をすることは意外と難しい。また、食べるものや生活スタイルの自由度が高まった現代では、人によって健康の捉え方も多様であろう。自分にとっての健康とは何か、そしてそのために自分はどのような行動をすべきかについて、一人ひとりが考えられるようになることで、人々が自分らしく健康に生きる世界の実現に近づくはずだ。しかし、このような現代においても、中高生は身体的に健康であることが多く、また病気になったとしても保護者の指示を仰ぐことが少なくない。つまり、中高生が健康について立ち止まって考える機会は大人ほど多くないと考えられる。しかし、誰もが健康に生きる社会を実現し、そして、それを持続させていくためには、次の世代を生きる中高生とともに「健康とは何か」を考える取り組みを始めることが必要だと、二人は考えたのだ。

研究活動をきっかけに健康を自分ごとにする

今回サイエンスキャッスル研究費の取り組みを始めるに当たり、「自分が興味あるものに対して突き詰める力をもった中高生のみなさんが、どのような不思議をもってきてくれるのか楽しみです」と二人は話す。科学的な疑問を突き詰めていくような研究だけでなく、社会的な視点から健康課題に着目した研究も大歓迎だ。自分自身の健康についてイメージがわかなければ、親や祖父母、友人など自分にとって身近な誰かの健康について考えてもいい。今回の研究費がきっかけとなり、中高生の一人ひとりが「健康」について考え、自ら疑問に思ったことや、課題に感じたことを研究テーマとして研究活動を推進していく。活動を進めていく中でその疑問や考えを深めていき、自分ごとにしていくことで、誰もが健康でいる世界の実現へ一歩近づいていくに違いない。

募集中のサイエンスキャッスル研究費